中長期的な投資学

中長期投資家による分析や銘柄研究

投資歴2年だけど、よくチェックしているサイトを紹介

サイトの紹介

投資を始めて2年以上経過しました。このブログはしばらく更新していませんでしたが、久しぶりに書いてみたいと思います。投資家は情報に常に敏感にならなければいけないので、どの情報を見るかは意外と重要です。そこで、僕が普段見ているサイトを書いてみたいと思います。

 

①日本経済新聞電子版


たぶん、投資家の多くが見ているサイトだと思います。投資に役立つ基本的な情報が書かれています。僕は昔は有料会員だったのですが、自分の投資法が確立されてくると、だんだん読む回数が減ってしまい、無料会員に戻しました。実は、楽天証券の講座を開くと、無料で日経が読める特典があり、それも無料会員に戻した理由になります。ちなみに、無料会員でも月に10記事までならすべての記事を読むことができますので、無料会員でも登録して損はないです。

 

②NYダウ平均株価リアルタイムチャート


アメリカの株価の動きを知るにはちょうどいいサイトだと思います。初心者の方は、日経や自分の投資先だけ気にしたらいいと思いがちですが、日本経済に影響を与えているのアメリカなので、アメリカの株価をチェックすることは重要です。

 

③テキストリーム(ヤフー掲示板)


ヤフーファイナンスの掲示板。投資に直接役立つ情報は案外少ないのですが、自分の投資判断が不安になったとき周りはどう思っているんだろうかと考える時があります。その時は、だいたいここをチェックすれば答えが分かります。ただ、ヤフーファイナンスの意見がネガティブでもあえて強気になって投資したこともありますけどね。

 

④凋落レシオ 日経平均比較チャート


僕はたまに日経平均のインデックスに投資をしますが、その時に参考にしています。テクニカルチャート、凋落レシオなど情報が盛りだくさん。ネット証券にはない情報が見られます。

 

⑤ゴールデン・チャート


たまにチェックします。名前の通りチャートに関するサイトです。ここのすごいところは企業の過去20年分くらいの株価のチャートを見れるところです。投資したい企業の株価の大体の動き方が把握できます。

 

終わり

僕の場合、これらのサイトとあとは証券会社のサイトをチェックするだけです。使っているのは、カブドットコム、楽天、GMOクリック証券。この中でおすすめは楽天ですね。機能が充実しています。これらを参考に、自分の投資を充実させてください。

【銘柄研究】東京個別指導学院 (4745) 都市部に特化した個別塾

投資条件でチェック

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

2016年8月16日現在の時点では、東京個別指導学院は日経平均よりも割安となっています。

 

日経

PER:13.99

配当利回り:1.84

 

東京個別指導学院

PER:19.4

配当利回り:4.36

 

・オーナー企業に投資する。(✕)

東京個別指導学院は、ベネッセ傘下の企業であり、オーナー企業ではありません。

 

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(△)

 顧客基盤の経営ではありません。しかし、ベネッセブランドは所有しております。

 

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

景気の影響は受けません。 

 

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

配当性向を増やしたりなど、株主還元には積極的です。 

 

・ニッチな企業に投資する。(〇)

主に、東京都や大阪などの都会に集中的に学校展開をしております。ニッチだと言えるでしょう。 

 

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

販管費の削減などにも取り組んでおります。都会に集中展開するのも、効率化のためでしょう。 

 

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(△)

オリコンなどで賞を受賞しているようですが、大きな実績(○○校に何名合格)とは言えないかもしれません。 

 

・高い利益率。(〇)

経常利益率は10%以上あります。

 

・値上げできる余地がある。(△)

値上げできるかもしれませんが、この点は不明です。 

 

・東証2部で東証一部を狙っている。(✖)

すでに東証1部です。 

 

・事業拡大の余地がある。(〇)

この会社は、小学生向けの個別指導教室に力を入れつつあります。事業拡大余地はあるでしょう。 また、都市部でも出店余地はあるようです。

 

・株主優待がある。(〇)

株主優待があります。 

 

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(〇)

ベネッセコーポレーションのデータを使うことができるのは強みでしょう。また、都市部に集中しようとしているのも特徴的です。

 

・できればBtoCに投資する。(〇)

BtoCです。

 

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(✕)

この学校に限らず、今は新しい教育改革に向けてどのように指導をすべきかを模索中です。

 

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(✕)

このようなビジネスモデルではありません。

 

・安全域がある。(△)

 ベネッセとのつながりはありますが、安全域があるとは思えません。

 

・純利益が20%成長か15%成長(〇)

 平成24年から28年にかけて、20%以上の高い成長力を維持しています。

 

整理

〇があった条件

 ・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇) 

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

・ニッチな企業に投資する。(〇)

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

・高い利益率。(〇)

・事業拡大の余地がある。(〇)

・株主優待がある。(〇)

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(〇)

・できればBtoCに投資する。(〇)

・純利益が20%成長か15%成長(〇)

 

 

✖があった条件

 ・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(✕)

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(✕)

・オーナー企業に投資する。(✕)

・東証2部で東証一部を狙っている。(

 

△あるいは適用外があった条件

 ・安全域がある。(△)

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(△)

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(△)

・値上げできる余地がある。(△)

 

思ったこと

一言でいえば、都会に特化した塾です。ベネッセの良いところを生かしながらうまく成長する可能性は十分あるでしょう。また、個別指導のパイオニア的存在でもあるようです。ただし、過去のチャートを見る限りだと、結構株価は上下に激しく動いているようです。 

 

参考資料

月足チャート

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週足チャート

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日足チャート

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業績推移

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【銘柄研究】セブン銀行(8410) 銀行というよりATMの会社

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セブン銀行を投資対象として銘柄研究をします。銀行とありますが、実質コンビニのATM扱う会社です。

 

投資条件でチェック

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

2016年7月26日現在の時点では、この企業は日経平均よりも割安となっています。

 

日経

PER:13.88

配当利回り:1.82

 

セブン銀行

PER:15.9

配当利回り:2.48

 

・オーナー企業に投資する。(✕)

この会社はオーナー企業ではありません。親会社のセブン&アイHDが実質オーナー企業でしたが、トップが変わっており、この会社もオーナー企業色は薄まると思います。

 

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

セブンイレブンおよびセブン銀行は広く知られています。

 

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

不景気であっても、ATMを利用しない人はいないでしょう。

 

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

平成25念から平成28年にかけて毎年増配をしています。

 

・ニッチな企業に投資する。(△)

扱う分野はニッチとは言えませんが、セブンイレブン向けと言う意味ではニッチとも言えます。

 

・効率性を重視した企業に投資する。(△)

新型のATMの設置をしていますが、効率化にどれほど取り組んでいるかは不明です。

 

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(適用外)

すでに大物を狩っています。

 

・高い利益率。(〇)

純利益率は20%と高い水準です。

 

・値上げできる余地がある。(✕)

値上げできる余地があるとは思えません。

 

・東証2部で東証一部を狙っている。(適用外)

すでに東証1部です。

 

・事業拡大の余地がある。(〇)

セブンイレブンは海外にも拠点があるため、進出余地はまだあります。

 

・株主優待がある。(✕)

株主優待はありません。

 

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(△)

セブンイレブンのATMは独占的ですが、他の分野ではライバルと競争状態です。

 

・できればBtoCに投資する。(〇)

BtoCに近いビジネスモデルです。

 

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)

ATMは強い需要があります。また、コンビニでATMを利用する人が多く、セブン銀行はこの条件に満たしています。 

 

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

この条件に当てはまります。

 

・安全域がある。(〇)

セブンイレブンが安全域です。

 

・純利益が20%成長か15%成長(✕)

成長率は6%ほどのようです。

 

整理

〇があった条件

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

・高い利益率。(〇)

・事業拡大の余地がある。(〇)

・できればBtoCに投資する。(〇)

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

・安全域がある。(〇)

 

 

✕があった条件

・オーナー企業に投資する。(✕)

・値上げできる余地がある。(✕)

・株主優待がある。(✕)

・純利益が20%成長か15%成長(✕)

 

 

△あるいは適用外があった条件

・ニッチな企業に投資する。(△)

・効率性を重視した企業に投資する。(△)

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(適用外)

・東証2部で東証一部を狙っている。(適用外)

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(△)

 

思ったこと

銀行でありながら、銀行ぽくない会社です。IRもしっかりしており、個人投資家歓迎な感じが伝わります。おそらく、株主還元はしっかりやってくれると思いますので、長期投資にはいいかもしれません。

ただし、最近ファミリーマートがゆうちょ銀行のATMを導入など、事業のリスクもあります。総合的には安心して投資できそうな銘柄だとは思います。

参考資料

月足チャート

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週足チャート

f:id:Esper1029:20160726213410p:plain

 

日足チャート

f:id:Esper1029:20160726213453p:plain

 

業績推移

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【銘柄研究】ティーライフ(3172)

ティーライフという会社を投資先として検討してみました。名前の通りお茶を売っている会社です。通販やネットでお茶を販売している会社と思ってください。

 

投資条件でチェック

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

2016年7月1日現在の時点では、ティーライフは日経平均よりも割安となっています。

 

日経

PER:13.08

配当利回り:1.93

 

ティーライフ

PER:11.6

配当利回り:2.77

 

・オーナー企業に投資する。(〇)

 ティーライフはオーナー企業です。

 

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

ティーライフは通信販売がメインのビジネスです。お茶をセット売りにして定期的に購入させるようにし、さらに別の商品も売れるようにカタログなども配るようです。よって、顧客基盤企業と言えると思います。

 

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

景気の影響は限定的でしょう。 

 

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

増配をしています。株主還元は積極的です。 

 

・ニッチな企業に投資する。(〇)

お茶というニッチな市場で勝負をしています。ただし、最近はお茶の顧客層が女性なので、女性向けの商品全体を取り扱っています。 例えば、化粧などがそうです。

 

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

一時、円安のため赤字になりかけたことがありますが、積極的に効率化に取り組むことで、黒字化に成功しております。

 

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(✕)

 この会社の商品は大変評判が良いのですが、大物を狩っているとまでは言えないかもしれません。

 

・高い利益率。(〇)

経常利益率は8%と非常に高いと思います。食品会社は利益率は低い場合が多いのですが、この会社は通販やネット販売がメインなためコストを抑えられているのでしょう。

 

・値上げできる余地がある。(△)

 魅力的な商品ではありますが、値上げがどこまで行けるかは分かりません。ただし、値上げをしたことならあります。

 

・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)

ティーライフは東証1部を狙っています。 

 

・事業拡大の余地がある。(〇)

女性向けの商品をさらに充実させれば、拡大の余地は十分あると言えるでしょう。 

 

・株主優待がある。(〇)

株主優待があります。結構人気です。 

 

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✕)

 決してライバルが参入できないわけではありません。

 

・できればBtoCに投資する。(〇)

BtoCです。 

 

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)

この会社のお茶は大変評価が高いです。アマゾンのレビューを見れば一目瞭然と言えます。

 特に、この商品のレビューの評価の高さは注目すべきだと思います。

ノンカフェイン ルイボスティー ティーバッグ 3g×100個入

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・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

 扱っている商品は繰り返し買うものです。

 

・安全域がある。(△)

絶対的に安全と言える領域はそこまでないかもしれません。 

 

・純利益が20%成長か15%成長(✕)

大体10%前後の成長のようです。為替の影響等で毎年増益と言うわけではありません。

 

整理

〇があった条件

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

・オーナー企業に投資する。(〇)

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

・ニッチな企業に投資する。(〇)

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

・高い利益率。(〇)

・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)

・事業拡大の余地がある。(〇)

・株主優待がある。(〇)

・できればBtoCに投資する。(〇)

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

 

✖があった条件

 ・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(✕)

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✕)

・純利益が20%成長か15%成長(✕)

 

△あるいは適用外があった条件

 ・値上げできる余地がある。(△)

・安全域がある。(△)

 

思ったこと

魅力的な商品を有する会社なのは間違いありません。主に女性をターゲットにしているのも明確に分かります。あえて気になる所を上げると、利益が黒字なものの増減があり、安定していないところですかね。 

 

皆に知られているようなブランド力があるのかというとまだそこまでには至ってないかもしれませんが、これからそういう所も強化していけばさらなる飛躍もあり得るかもしれません。

 

参考資料

月足チャート

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週足チャート

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日足チャート

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業績推移

 

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配当とPERを融合! 配当PERレシオという指標

配当PERレシオという指標

僕は主にディフェンシブ株が好きで、そのような銘柄をよく投資します。投資しているうちに、自分なりの投資基準がだんだんと確立していったのですが、その中で僕が重視しているものは2つあります。

 

①PER

②配当利回り

 

この2点です。

 

この2つを重視する理由をまず説明します。

続きを読む

【銘柄研究】ステップ(9795) 神奈川県最大級の学習塾

ステップという銘柄を投資先として検討しています。神奈川では非常に知られている学習塾のようです。

 

投資条件でチェック

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

2016年6月25日現在の時点では、ステップは日経平均よりも割安となっています。

 

日経

PER:12.62

配当利回り:2.03

 

ステップ

PER:10.6

配当利回り:2.72

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【銘柄研究】シノブフーズ(2903) コンビニ向け弁当メーカー

シノブフーズという会社を投資先として検討してみました。主にコンビニ向けに弁当やおにぎりを作っている会社です。

 

投資条件でチェック

 

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

2016年6月25日現在の時点では、シノブ―ズは日経平均よりも割安となっています。

 

日経

PER:12.62

配当利回り:2.03

 

シノブフーズ

PER:10.3

配当利回り:2.45

 

・オーナー企業に投資する。(〇)

オーナー企業です。

 

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

売上の半分がファミリーマートです。ファミリーマート向けに様々な提案をすることができますので、顧客基盤企業でしょう。

 

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

食品でしかもファミリーマート向けが大半なので景気の影響は少ないでしょう。

 

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

自社株買いを積極的に行っています。

 

・ニッチな企業に投資する。(△)

基本的にニッチではありません。

 

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

平成28年3月期 決算短信では、

 

生産面では、安全・安心な商品を提供するため、高性能の金属検出器の導入や工場内の室温を適正に管理する温度管理システムを導入する一方で、新しく組織した生産管理部による知覚品質向上やFSSC22000の運用定着の取り組み、また導入した機器を効果的に使用するためにメーカーと連携した工場巡回や研修会を行うなど、ソフトとハードの両面から取り組みました。
コスト面におきましては、人員不足に起因する生産性の悪化、また広島工場及び千葉工場での炊飯設備の入替え工事に伴う費用が嵩みましたが、製品アイテムの集約、ロスの削減、製造ラインの一部直結化など設備投資による省人化により、積極的に製造コストの増加を抑える取り組みを行いました。

 

と明記されており、効率性を重視していると考えています。

 

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(〇)

ファミリーマートという大きな顧客がいます。


・高い利益率。(✖)

営業利益率は1~2%であり、高い水準ではありません。ただ、食品会社は一部の大手を除けばだいたいこれくらいだと思います。

 

・値上げできる余地がある。(✖)

値上げは難しいと思います。

 

・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)

東証2部であり、東証1部に行ける可能性があります。ただし、シノブフーズが東証1部になりたいかどうかは不明です。

 

・事業拡大の余地がある。(〇)

まだまだあると思います。

 

・株主優待がある。(〇)

株主優待があります。ただし、海苔です。


・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✖)

基本的にライバルが多い業界です。

 

・できればBtoCに投資する。(〇)

実質、BtoCと言っても問題ないと思います。

 

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(△)

この辺りはよく分かりません。


・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

食品、しかもお弁当やおにぎりを扱っているので、繰り返し購入するものですね。

 

・安全域がある。(〇)

ファミリーマートが安全域となっています。

 

・純利益が20%成長か15%成長(〇)

2015年以降は、20%以上の高い成長率を維持しています。

 

整理

〇があった条件

・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)

・オーナー企業に投資する。(〇)

・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)

・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)

・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)

・効率性を重視した企業に投資する。(〇)

・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(〇)

・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)

・事業拡大の余地がある。(〇)

・株主優待がある。(〇)

・できればBtoCに投資する。(〇)

・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)

・安全域がある。(〇)

・純利益が20%成長か15%成長(〇)

 

✖があった条件

・高い利益率。(✖)

・値上げできる余地がある。(✖)

・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✖)

 

△あるいは適用外があった条件

・ニッチな企業に投資する。(△)

・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(△)

 

思ったこと

利益率が低いですが、その他の条件は大変良いです。安定的な利益を出している一方で、株主還元もしっかり行っています。投資家から見ると大変ありがたい銘柄です。実際、チャートを見ても基本的に右肩上がりであり、投資家からの信頼があるのでしょうね。

 

参考資料

月足チャート

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週足チャート

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日足チャート

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業績推移

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