僕は株式投資で主に、中長期投資をしています。好む銘柄はディフェンシブ株と小型株です。ディフェンシブ株や小型株に興味があれば読んでみてください。
・景気の影響を受けないビジネスに投資する。
なるべく景気の影響を受けにくい企業に投資をします。これはディフェンシブ株に投資をするときはやはり重要です。トヨタなどは優良企業ですが、景気の影響を受けるので、あまりお勧めではありません。逆に、JTは景気の影響を比較的受けにくい企業なので魅力的です。これは実際、リーマンショック後のJT株と日経平均の値動きを比べてみても、その違いは歴然としています。
<日経平均>
<JT>
・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。
基本的に、過去に増配か自社株買いなどの株主還元をした会社かどうかをチェックします。理由として以下のようなものがあります。
①会社に収益性があるかどうかの確認ができるから。自社の収益性に自信がなければ、株主に還元はできません。株主還元をケチるということは、自社の収益性に自信がない証拠になります。
②株主のことを大切にしている証拠になるからです。株価が下落しても、株主のために自社株買いなどをしてくれるはずです。
③株価も上がるからです。株主還元を進めることで、株主はその企業の株を安心して買えるため、結果的にその企業の株価が上がります。
もちろん、アマゾンのように株主還元をせずに、事業にお金を投資する企業もありますが、基本的には株主還元の有無は、会社や株価の状態を知る上ではチェックすべき事項だと考えています。
・ニッチな企業に投資する。
その企業の事業がニッチであればあるほど独占的になる可能性があるからです。例えば、人材紹介の事業で「女性限定」の人材紹介の事業があれば、その事業はニッチではありますが、より独占力が高くなります。また、女性限定の求人サイトを作れば、求人情報や広告などもよりターゲットを狙いやすくなりますので、利益率も上がるでしょう。このように、ニッチであるかどうかは重要であると見ています。
・効率性を重視した企業に投資する。
可能な限り効率的に結果を出すように努力している企業に投資をします。このような企業は大抵、利益が安定しますし、株価も上昇し続けます。例えば、トヨタ自動車はジャストインタイム(カンバン方式)という生産システムを生み出し、効率化に成功しましたが、そんなトヨタはリーマンショックを除けば、毎年黒字を出す超優良企業です。
公式HPやIRに自社の効率化の取り組みなどを記載している企業があれば、投資対象として考えていきます。
<トヨタの利益推移>
・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。
中小企業に限った話ですが、大物から注文を頂いている企業は投資対象にしています。ここでの大物とは、大企業あるいは日本国政府などの公的機関のことを指します。あるいは日本の首都の東京都で商品がヒットしたり、アメリカなどで商品がヒットしたりするのも大物狩りとみなします。
なぜ、このような大物狩りをした中小企業が重要なのか説明しましょう。大企業で例えます。基本的に様々な企業は、大企業に自社の商品を買ってもらおうと営業に行くため、ライバルが強力です。よって、そのようなライバルを打ち勝って、その会社の商品が大企業に受け入れられるということは、その会社が提供する商品が市場競争力がある可能性が高いことを示すことになります。
例えば、あるITサービスをセブンイレブンやトヨタに採用されようとしても、そう簡単にはいきません。ライバルはNTTやIBMなどいくらでもいます。しかし、そういう競争に中小企業がもしも勝った場合、そのITサービスは中小企業であっても優れているとみなしても良いのではないでしょうか。
さらに、一度大企業に商品が採用されれば、他の大企業にも商品が売れる確率が高くなります。営業マンは「あの○○社も採用していますよ!」と言えばいいだけなのです。よって、その中小企業の業績拡大も期待できます。