中長期的な投資学

中長期投資家による分析や銘柄研究

中長期投資で自分が決めているルール2【ディフェンシブ株】

・高い利益率

一応目安は経常利益率8%とします。この経常利益8%というのは僕が読んだ本にそう書かれてあったので、とりあえず目安にしているため深い意味はありません。こちらの本です。とにかく利益率が高いということが重要です。

 

伝説のファンドマネージャーが教える株の公式

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やはり、利益率が高いということは、それだけ顧客にぼったくりができているという証拠になります。安いものを高く売る仕組みやブランド作りができているのです。

 

また、意外と思われるかもしれませんが、このようにぼったくりができる会社の方が案外、顧客満足度も高いのです。iPhoneはぼったくりでしたが、良心的な価格のアンドロイドよりも人気がありました。スターバックスのコーヒーはぼったくりですが、スターバックスにネガティブなイメージを持つ人は少ないですよね。

 

 よって、利益率が高い起業を投資対象にしていきます。

 

<利益率40%のファナックの株価の推移>

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・値上げできる余地がある。

値上げができると言うことは、それだけ市場独占力が高いということになります。例えば、東京電力は原発事故後、電気料金を値上げしたことがありましたね。東電のこの対応に批判はありましたが、東電が値上げできるということはそれだけ東電は独占力があったという裏返しでもあります。 

別の見方をすれば、値上げできる企業は、少々値上げしても消費者から支持がある商品を持っているのです。

よって、値上げできる余地がある場合、投資対象の候補に入れます。

 

・東証2部の会社で東証1部を狙っている。

これは投資家なら結構知っている人も多いと思いますが、一応説明します。東証2部の会社には野心的な会社が割といます。ベンチャー精神で事業をし、なるべく早く東証1部になろうと必死に努力している経営者が必ずいるものです。

東証2部の株の中からそういった株を探して購入し、東証2部から東証1部になることが確定したら売るという投資法があるくらいです。

 

これは東証2部から東証1部に確定したある株の値動きです。1050円だった株が1300円まで上昇しました。約23%の株価の上昇です。

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ただ、最近はこの投資法もあまり有効ではなくなってきているそうですが、少なくとも東証2部から1部に昇格する株は注目する価値はあると言えるでしょう。

 

ちなみに、このような投資法は「イベント投資」と呼ぶそうです。イベント投資はこちらの本を参考にしてください。

 

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