ジェーソンと言うスーパーを投資対象として分析してみました。関東圏にある安売りスーパーです。独特な経営をしています。
投資条件でチェック
・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)
2016年6月25日現在の時点では、ジェーソンは日経平均よりも割安となっています。
日経
PER:12.62
配当利回り:2.03
ジェーソン
PER:10.4
配当利回り:2.68
・オーナー企業に投資する。(〇)
オーナー企業です。
・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(✖)
ジェーソンは安売りが売りのスーパーなため、ブランドでモノを売ったり、顧客から新たなビジネスチャンスを作ると言うスタイルではないと思われます。
・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(△)
基本的にスーパーなので、景気の影響を受けることはありますが、大ダメージは免れるはずです。
・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(△)
基本的に増配をしていますが、数年間同じ配当を続けていたようです。
・ニッチな企業に投資する。(〇)
「バラエティ・ストア」というニッチな分野のスーパーを展開している。
※バラエティ・ストアとは?
消耗頻度の高い非食品および加工食品を幅広く揃えた、利便性の高い総合店舗であります。商圏人口は1.5万人から4万人と想定し、売り場面積100坪から500坪(標準は150坪から200坪)の店舗において、低価格帯の商品のみを品揃えする業態であります。
・効率性を重視した企業に投資する。(〇)
在庫リスクをなるべく抑えるため、独自のコンピュータシステムで自動発注をするようになっている。このように、効率化のための努力を惜しんでいない。
・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(△)
東京で成功しているが、大物狩りとは言いにくいかもしれない。
・高い利益率。(✖)
経常利益率は1%の年もあり、高いとは言えない。
・値上げできる余地がある。(✖)
ディスカウントが売りなので、値上げはできない。
・東証2部で東証一部を狙っている。(△)
ジャスダックなため、東証一部に行ける可能性はあるが、まだ分からない。
・他の地域などに進出余地がある。(〇)
まだ関東圏にしか店舗はないため、出店余地はたくさんある。
・株主優待がある。(✖)
ないです。
・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(〇)
バラエティ・ストアという独特のビジョンを持っている。より利便性の高い店舗を目指している。
・できればBtoCに投資する。(〇)
小売りなので、BtoCで間違いないです。
・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)
地域に根差した生活必需品関連を提供する方針で経営をしている。
・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(✖)
このようなビジネスモデルではないと思う。
・安全域がある。(△)
会社のHPだけでは分かりにくい。
・純利益が20%成長か15%成長(〇)
2015年以降は、20%以上の高い成長率を維持している。
整理
〇があった条件
・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)
・オーナー企業に投資する。(〇)
・ニッチな企業に投資する。(〇)
・効率性を重視した企業に投資する。(〇)
・他の地域などに進出余地がある。(〇)
・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(〇)
・できればBtoCに投資する。(〇)
・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)
・純利益が20%成長か15%成長(〇)
✖があった条件
・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(✖)
・高い利益率。(✖)
・値上げできる余地がある。(✖)
・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(✖)
△あるいは適用外があった条件
・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(△)
・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(△)
・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(△)
・安全域がある。(△)
ツイッターでジェーソンを調べてみた
コッコロのジェーソンってどこだろ?吉川って書いてあった!
— 秋原幸江⚫(あきはらさちえ) (@satie11322479) 2016年6月22日
シュウエップスが59円
ティースティ?が29円
ペプシが59円
プーさんのおかずカップ電子レンジ化20枚入りが29円…。
妖怪ウォッチのお箸セットが299円だと…いきたい!(笑)
やばい、家の前にできたジェーソンくそ楽しい。パパと欲しいもの勝手にカゴに詰め込んだらママに怒られた🙄楽しいやばいい🙄 pic.twitter.com/fQgDX46cy3
— まな (@mosami26) 2016年6月18日
ジェーソンで飲み物5円で売ってた
— 古川智暁 (@TOMO1008rupan) 2016年6月16日
24本買っても120円 pic.twitter.com/dIchr6ANp6
思ったこと
仮に景気が悪くなっても、この銘柄は利益が出せそうですね。今まではディスカウントつまり安売りを売りにしてきたスーパーですが、生活必需品をたくさんそろえることで、より付加価値の高い小売店になったようです。
✖になった条件も、ディスカウントゆえのモノなので、納得ができますね。
参考資料
月足チャート
週足チャート
日足チャート
業績推移