ティーライフという会社を投資先として検討してみました。名前の通りお茶を売っている会社です。通販やネットでお茶を販売している会社と思ってください。
投資条件でチェック
・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)
2016年7月1日現在の時点では、ティーライフは日経平均よりも割安となっています。
日経
PER:13.08
配当利回り:1.93
ティーライフ
PER:11.6
配当利回り:2.77
・オーナー企業に投資する。(〇)
ティーライフはオーナー企業です。
・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)
ティーライフは通信販売がメインのビジネスです。お茶をセット売りにして定期的に購入させるようにし、さらに別の商品も売れるようにカタログなども配るようです。よって、顧客基盤企業と言えると思います。
・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)
景気の影響は限定的でしょう。
・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)
増配をしています。株主還元は積極的です。
・ニッチな企業に投資する。(〇)
お茶というニッチな市場で勝負をしています。ただし、最近はお茶の顧客層が女性なので、女性向けの商品全体を取り扱っています。 例えば、化粧などがそうです。
・効率性を重視した企業に投資する。(〇)
一時、円安のため赤字になりかけたことがありますが、積極的に効率化に取り組むことで、黒字化に成功しております。
・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(✕)
この会社の商品は大変評判が良いのですが、大物を狩っているとまでは言えないかもしれません。
・高い利益率。(〇)
経常利益率は8%と非常に高いと思います。食品会社は利益率は低い場合が多いのですが、この会社は通販やネット販売がメインなためコストを抑えられているのでしょう。
・値上げできる余地がある。(△)
魅力的な商品ではありますが、値上げがどこまで行けるかは分かりません。ただし、値上げをしたことならあります。
・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)
ティーライフは東証1部を狙っています。
・事業拡大の余地がある。(〇)
女性向けの商品をさらに充実させれば、拡大の余地は十分あると言えるでしょう。
・株主優待がある。(〇)
株主優待があります。結構人気です。
・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✕)
決してライバルが参入できないわけではありません。
・できればBtoCに投資する。(〇)
BtoCです。
・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)
この会社のお茶は大変評価が高いです。アマゾンのレビューを見れば一目瞭然と言えます。
特に、この商品のレビューの評価の高さは注目すべきだと思います。
・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)
扱っている商品は繰り返し買うものです。
・安全域がある。(△)
絶対的に安全と言える領域はそこまでないかもしれません。
・純利益が20%成長か15%成長(✕)
大体10%前後の成長のようです。為替の影響等で毎年増益と言うわけではありません。
整理
〇があった条件
・配当PERレシオで市場平均よりも安い株に投資する。(〇)
・オーナー企業に投資する。(〇)
・ブランド企業あるいは顧客基盤企業に投資する。(〇)
・景気の影響を受けないビジネスに投資する。(〇)
・増配するあるいは株主還元をする企業に投資する。(〇)
・ニッチな企業に投資する。(〇)
・効率性を重視した企業に投資する。(〇)
・高い利益率。(〇)
・東証2部で東証一部を狙っている。(〇)
・事業拡大の余地がある。(〇)
・株主優待がある。(〇)
・できればBtoCに投資する。(〇)
・顧客の需要を的確にこたえる供給センスまたは安定的かつ強い需要。(〇)
・繰り返し購入するものあるいはストック型ビジネス(〇)
✖があった条件
・大物を狩っているあるいは、大きな実績を残している。(✕)
・ライバルが参入しにくいあるいは、他企業にない独特の経営ビジョンを持つ。(✕)
・純利益が20%成長か15%成長(✕)
△あるいは適用外があった条件
・値上げできる余地がある。(△)
・安全域がある。(△)
思ったこと
魅力的な商品を有する会社なのは間違いありません。主に女性をターゲットにしているのも明確に分かります。あえて気になる所を上げると、利益が黒字なものの増減があり、安定していないところですかね。
皆に知られているようなブランド力があるのかというとまだそこまでには至ってないかもしれませんが、これからそういう所も強化していけばさらなる飛躍もあり得るかもしれません。
参考資料
月足チャート
週足チャート
日足チャート
業績推移